Mac用ZIPパスワード検索ツール「SearchZip1.07」
Mac用のZIPパスワード検索ツールが無いとお嘆きのあなた!SearchZipをどうぞ!
- 総当たり方式で、ZIPパスワードの検索を行います。
- 使用するキャラクタを指定できます。
ZIP圧縮ファイルに関する仕様を完全に把握しているわけではないので、不具合が発生する可能性があります。
あらかじめ、ご了承ください。
SearchZipのアップデータをダウンロード
SearchCPからの改造アップデータのダウンロード
- SearchCPをお買い上げいただいた方のみ使用が可能です。
- アップデータはSearchCPのバージョン1.00-1.04にのみ適用できます。
アップデータをダウンロード後実行し、ファイル指定の画面でお手持ちのSearchCPを指定してください。
更新後のファイル(SearchZip)の保存場所を聞いてくるので、指定して保存します。
ZIPパスワードについて
「パスワード」をつけて「ZIP圧縮ファイル」を作成した場合、「ZIP圧縮ファイル」の中に小さな「暗号ヘッダ」が
作成されます。これは、「パスワード」と「暗号ヘッダ」で計算を行い、その結果と「暗号ヘッダ」内の値との一致
を調べることで、素早く「パスワード」の間違いをチェックする為のもののようです。
なお、「暗号ヘッダ」はあくまでも簡易的な「パスワード」チェック用なので、「256分の1の確率」で正解になって
しまいます。つまり、間違った「パスワード」でも正しいと判断してしまうことがあるのです。
「暗号ヘッダ」は「ZIP圧縮ファイル」内の「圧縮されているファイル」1つにつき1つづつあります。
そこで、SearchZipでは「暗号ヘッダ」を数個(最大6個)組み合わせて検索を行います。
「256分の1の確率」の「暗号ヘッダ」乗の確率で正しいパスワードを検索できるのです。
確率的に「暗号ヘッダ」が4個以上あれば、正しい「パスワード」が見つけられると思います。
しかし、「ZIP圧縮ファイル」内に「圧縮されているファイル」が少ない場合には、当然「暗号ヘッダ」数も
少ないので、正しくない「パスワード」がたくさん見つかってしまいます。
- 小さな「暗号ヘッダ」の計算ではなく、「圧縮されているファイル」全体に関して計算を行えば当然正しい
「パスワード」を発見することは可能ですが、それはとてつもなく時間のかかる事なのです。
もし、同じ「パスワード」で作成された「ZIP圧縮ファイル」が複数ある場合には、各「ZIP圧縮ファイル」内の
「暗号ヘッダ」を組み合わせて検索することもできます。SearchZipの「追加...」機能です。
操作について
- 「開く...」のボタンは、ZIP圧縮ファイルやSearchZipで保存したファイルを読み込みます。
- 「追加...」のボタンは、ZIP圧縮ファイルやSearchZipで保存したファイルから「暗号ヘッダ」を追加します。
- 「保存...」のボタンは、「暗号ヘッダ」や「発見されたコード」を記録した(テキストファイル)を保存します。
- 「コピー」のボタンは「最も最近発見したコード」(パスワード)をクリップボードにコピーする機能です。
- 「Start」のボタンは、検索を開始します。
- 「Stop」のボタンは、検索を一時停止します。
- 「ファイル」メニューの「設定」で、負荷の設定、および、保存警告の設定が可能です。
- 「調査開始コードの指定...」のボタンは、調査を開始する単語を指定します。
なお、表示できないキャラクタは $ + 16進数 で指定します。($00 $15 $80 $EF)
また、","(カンマ)や"$"(ドル)などのファンクションとして使っているコードを指定する場合はその前に"\"(円/バックスラッシュ)を付けて指定します。(\, \$)
また、ここで「経過時間をリセットする」「発見コードをリセットする」の指定ができます。機能はSearchCPと同じです。
- 「検索キャラクタの設定...」のボタンは、検索に使用するキャラクタを設定します。
「$20-$7E」「space」「0-9」「A-Z」「a-z」のボタンで指定のキャラクタ群のみの設定ができます。
「ON」「OFF」のボタンで指定のキャラクタ群をまとめてオン/オフできます。
キャラクタ表をクリックすると、1つ1つのキャラクタをオン/オフできます。
「最初の文字は大文字にする」を指定すると、最初の文字がアルファベットの小文字の場合、大文字に変換して
検索します。
「スペースの次は大文字にする」を指定すると、スペースに続く文字がアルファベットの小文字の場合、
大文字に変換して検索します。
(「最初の文字は大文字にする」と「スペースの次は大文字にする」の指定は「現在調査中のコード」表示に反映しませんが、
調査はちゃんと行われています。)
注意
- CPコードと違い、ZIPパスワードはアルファベットの大文字/小文字を区別します。
- 検索には大変長い時間がかかります。ご了承ください。
- 「発見したコードの数」が複数になり、「最も最近発見したコード」以外のコード(パスワード)を見たい
場合には検索結果を「保存...」して、そのファイル(テキストファイル)をテキストエディタで開いてください。
変更の履歴
- 「暗号ヘッダ数」を表示するようにしました。(Ver1.07)
- 「追加...」ボタンを付けて簡単に「暗号ヘッダ数」を追加できるようにしました。(Ver1.07)
- 「暗号ヘッダ」が7個以上になった時に、各「暗号ヘッダ」間の相違を自動的に計算して取捨選択するようにしました。(Ver1.07)
- 「検索キャラクタの設定」でも「開始コード/経過時間/発見コード」をリセットできるようにしました。(Ver1.07)
- Navigation Service,Notification Manager,Drag Managerに対応してみました。(Ver1.07)
- 「検索キャラクタの設定」時「調査開始コードの指定」時に暴走することがあったのを修正。(Ver1.06)