Mac用8x8マスク解除ツール「PuzzleMoz」

PowerCPで解除できない多重CPマスクや、TryQFLでも解除できない複合マスクでお困りの画像はありませんか？ そんな画像はパズルにして遊びながら復元してしまおうというのが「PuzzleMoz」です。

この画像のマスク部分を処理してみましょう。
「PicPic」でCPマスクの上下左右8ドット外側の領域を選択し、「編集」メニューから「コピー」をします。


「PuzzleMoz」を起動してください。 まずは、「CPの色変換」（CPマスクの色情報の変更を行う）のチェックと「色情報反転」（色情報を反転する）のチェックを使って、 マスク部分の色を外側の色と合わせます。 この画像の場合は、肌色が紫色に変色するCPマスクの色変換が行われているようなので、 「CPの色変換」をチェックしましょう。

とりあえず「多重CP限定」にして解析しましょう。 まわりの枠から見て、画像的なつながりのわかりそうな部分をマウスでクリックします。
「PuzzleMoz」では、指定された枠に最も適しているであろう枠を計算し表示してくれます。
中央が四角く反転している枠が現在検討中の枠です。この枠のまわりとの画像的なつながりを見て判断してください。
この表示された枠が正しい配置であれば、その枠は決定という意味で「Fix」（固定）のボタンを押してください。
表示された枠が正しくない配置の時は、「Search」（検索）のボタンを押してください。 適しているであろう枠の候補を順に表示してくれます。 間違えてFixしてしまった場合には、その枠をマウスで指定し、「Remove」（除去）のボタンを押してください。

ついに出来ましたね。（最後の枠をFixする事を忘れなく。）
それでは、「COPY」（結果をクリップボードにコピー）のボタンを押してください。

「PicPic」に戻り、先ほどの画像の上に「編集」メニューから「ペースト」をします。

ペーストされた画像の部分をマスクの位置にピッタリ会わせてみましょう。
これでマスクが解除できました。

ご注意：

• PuzzleMozでは横300ドット、縦240ドットまでのマスクを処理可能です。 ただ、実際には難易度から見て「多重CP限定」で100枠程度、「多重CP限定なし」で50枠程度の解析までが限度と思われます。 なお、当然ですが解析の難易度は画像によっても大きく左右されます。
• 枠のサイズが8 x 8ドット以外のマスクには対応していません。
• マスク部の上下左右外側に8ドット分の画像が無い画像には対応していません。
• 枠の選択肢が多い為、「PowerCP」のように簡単に並べ替えは出来ません。ご了承ください。 また、「AUTO」機能も付いていますが、期待できるほどの効果はありません。
• 「多重CP」（CPマスクを複数回かけたもので、他の方式のマスク処理を行っていないもの）に 限定したモードでは、枠の処理の選択肢が2つ（■そのまま、■鏡像270度回転）に 限定される為、限定しないモードと比較すると格段に簡単になります。
  ★CPマスク
  マスク処理を行うと駒は「そのまま」のものと「鏡像270度回転」のものになります。 多重にCPマスクをかけた事を想定しても（「鏡像270度回転」を「鏡像270度回転」したもの）は（「そのまま」）に戻るので、 各駒を「そのまま」と「鏡像270度回転」の2つの処理を行った選択肢の中から選べばよい事になります。
• 「SearchCP」によるCPコードの解析はできません。
• くれぐれも違法または、違法と思われる画像のマスクの解除には使用なさらないでください。 また、そのような画像に関するご質問には一切、お答えできません。あらかじめご了承ください。
• 違法または、違法と思われる画像に可逆マスク処理を施しても、可逆である限り違法性は免れないと思います。 法的に問題のある画像部分の処理には、不可逆マスクをご使用される事をお勧めします。

動作環境：

• 対応機種：PowerMacintoshを推奨。68K Macintosh(68030以上)でも動作しますが、動作が遅めです。カラー対応機種
• 対応システム：漢字Talk7以降
• 必要メモリ：空きメモリ容量が5Mバイト以上必要