Mac用ZIPパスワード検索ツール「SearchZipDD1.06」
Mac用のZIPパスワード検索ツールが無いとお嘆きのあなた!SearchZipDDをどうぞ!
- 辞書データを利用して、ZIPパスワードの複合検索を行います。
- 辞書データの中から順番に単語を組み合わせていき、ZIPパスワードとしてトライしていきます。
- 辞書データはプレーンなテキストファイルなので、辞書データの追加や変更も簡単に行なえます。
ZIP圧縮ファイルに関する仕様を完全に把握しているわけではないので、不具合が発生する可能性があります。
あらかじめ、ご了承ください。
SearchZipDDのアップデータをダウンロード
SearchCPからの改造アップデータのダウンロード
- SearchCPをお買い上げいただいた方のみ使用が可能です。
- アップデータはSearchCPのバージョン1.00-1.04にのみ適用できます。
アップデータをダウンロード後実行し、ファイル指定の画面でお手持ちのSearchCPを指定してください。
更新後のファイル(SearchZipDD)の保存場所を聞いてくるので、指定して保存します。
ZIPパスワードについて
「パスワード」をつけて「ZIP圧縮ファイル」を作成した場合、「ZIP圧縮ファイル」の中に小さな「暗号ヘッダ」が
作成されます。これは、「パスワード」と「暗号ヘッダ」で計算を行い、その結果と「暗号ヘッダ」内の値との一致
を調べることで、素早く「パスワード」の間違いをチェックする為のもののようです。
なお、「暗号ヘッダ」はあくまでも簡易的な「パスワード」チェック用なので、「256分の1の確率」で正解になって
しまいます。つまり、間違った「パスワード」でも正しいと判断してしまうことがあるのです。
「暗号ヘッダ」は「ZIP圧縮ファイル」内の「圧縮されているファイル」1つにつき1つづつあります。
そこで、SearchZipDDでは「暗号ヘッダ」を数個(最大6個)組み合わせて検索を行います。
「256分の1の確率」の「暗号ヘッダ」乗の確率で正しいパスワードを検索できるのです。
確率的に「暗号ヘッダ」が4個以上あれば、正しい「パスワード」が見つけられると思います。
しかし、「ZIP圧縮ファイル」内に「圧縮されているファイル」が少ない場合には、当然「暗号ヘッダ」数も
少ないので、正しくない「パスワード」がたくさん見つかってしまいます。
- 小さな「暗号ヘッダ」の計算ではなく、「圧縮されているファイル」全体に関して計算を行えば当然正しい
「パスワード」を発見することは可能ですが、それはとてつもなく時間のかかる事なのです。
もし、同じ「パスワード」で作成された「ZIP圧縮ファイル」が複数ある場合には、各「ZIP圧縮ファイル」内の
「暗号ヘッダ」を組み合わせて検索することもできます。SearchZipDDの「追加...」機能です。
各種の辞書
辞書はSearchZipDDと同じフォルダにあるTEXTファイルが使用できます。
コードは一行にひとつづつ書いてください。
なお、SearchZipDDと同じフォルダにTEXTファイルが無い場合でも、[内蔵]の辞書(全キャラクタ、アルファベット、
アルファベット小文字、アルファベット大文字)が使用できます。
なお、大きな辞書ファイルを使用する場合には、SearchZipDDへの割り当てメモリを増やしてください。
操作について
- ポップアップメニューで使用する辞書を選択できます。なお、辞書変更時は調査コードがリセットされます。
- 「開く...」のボタンは、ZIPファイルやSearchZipDDで保存したファイルを読み込みます。
- 「追加...」のボタンは、ZIP圧縮ファイルやSearchZipDDで保存したファイルから「暗号ヘッダ」を追加します。
- 「保存...」のボタンは、「暗号ヘッダ」や「発見されたコード」を記録した(テキストファイル)を保存します。
- 「コピー」のボタンは「最も最近発見したコード」(パスワード)をクリップボードにコピーする機能です。なお、発見したコードが複数になった場合は、コピーボタンの横にポップアップメニューが表示されます。過去50?個分のコードをその中から選択してコピーできます。
- 「Start」のボタンは、検索を開始します。
- 「Stop」のボタンは、検索を一時停止します。
- 「調査開始コードの指定...」のボタンは、調査を開始する単語を指定します。単語は","(カンマ)で区切って入力します。
該当する単語が辞書に見つからない場合は、辞書の最初から(複合単語数1から)になります。
なお、表示できないキャラクタは $ + 16進数 で指定します。($00 $15 $80 $EF)
また、","(カンマ)や"$"(ドル)などのファンクションとして使っているコードを指定する場合はその前に"\"(円/バックスラッシュ)
を付けて指定します。(\, \$)
また、ここで「経過時間をリセットする」「発見コードをリセットする」の指定ができます。機能はSearchCPと同じです。
- 「辞書の操作...」のボタンで、読み込まれている辞書データの大文字/小文字変換などができます。
○何もしない、○大文字を小文字に変換、○小文字を大文字に変換、○1文字目を大文字に、以降を小文字に変換
また、「単語間にスペースをはさむ」の指定ができます。
- 「ファイル」メニューの「設定」で、負荷の設定、および、保存警告の設定が可能です。
注意
- 辞書ファイルが大きくなるとSearchZipDDがそれを読み込めない場合があります。その場合には、SearchZipDDへの割り当てメモリを増やしてください。
- CPコードと違い、ZIPパスワードはアルファベットの大文字/小文字を区別します。
- 辞書内に同じ単語が複数登録されていると、「調査開始コードの指定...」や「開く...」などが正常に機能しない事があります。
- 複合単語数が2の場合、単語数の2乗、複合単語数が3の場合、単語数の3乗の検索を行う為に、非常に時間がかかります。あらかじめ、ご了承ください。
- 検索には大変長い時間がかかります。ご了承ください。
- 「発見したコードの数」が複数になり、「最も最近発見したコード」以外のコード(パスワード)を見たい
場合には検索結果を「保存...」して、そのファイル(テキストファイル)をテキストエディタで開いてください。「発見したコードの数」が複数になった時点で表示されるコピーボタン横のポップアップメニューでも過去50?個分は確認できます。
変更の履歴
- ZIPファイルとして読み込めるファイルタイプを'ZIP ','????','TEXT','BINA'にしました。(Ver1.04)
- 複合単語数の最大を16から255に変更しました。(Ver1.04)
- 辞書の操作(大文字に変換/小文字に変換/頭のみ大文字に変換)を追加しました。(Ver1.05)
- 単語間にスペースをはさむ仕様を追加しました。(Ver1.05)
- 「暗号ヘッダ数」を表示するようにしました。(Ver1.06)
- 「追加...」ボタンを付けて簡単に「暗号ヘッダ数」を追加できるようにしました。(Ver1.06)
- 「暗号ヘッダ」が7個以上になった時に、各「暗号ヘッダ」間の相違を自動的に計算して取捨選択するようにしました。(Ver1.06)
- 「検索キャラクタの設定」でも「開始コード/経過時間/発見コード」をリセットできるようにしました。(Ver1.06)
- Navigation Service,Notification Manager,Drag Managerに対応してみました。(Ver1.06)